還る場所と、その先まで整えて。動き出した私の後半生。

循環葬

A.Sさま ご契約プラン:循環葬(お父さま / ご本人の生前契約)

お父さまのご遺骨を、長い間お手元に置かれていたのですね。

A.Sさま :
父は生前、「今あるお墓には入りたくない」と言い残しました。その思いを尊重しつつ、私自身も納得できる埋葬をしたいと思っていたら、20年という時間が経ってしまいました。
格式高いお寺や樹木葬など、あちこち見学に行ったんです。でもどこかしっくりこなくて。心から「ここだ」と思える場所には出会えないまま、月日が流れてしまったんです。


なぜ、循環葬® RETURN TO NATUREを選択されたのですか?

A.Sさま :
1年ほど前にテレビで見たのがきっかけです。「森に還る」というあり方が、とても自然に感じられました。
実際に森を訪れると、空気がとても清々しく、明るくて。うまく説明できないけれど、ウキウキするほど気持ちが高揚して、「ここがいい」と思える場所に、ようやく出会えたと感じました。

契約の決め手になったことは何でしたか?

A.Sさま :
森を訪れたときの感覚が、そのまま決め手になりました。「この先もきちんと続いていく場所なのか」といった現実的なことは気になったので、いろいろと質問をさせていただいたのですが、それでも引っかかるところがひとつもなかったんです。
大きな買い物をするときって、どこか妥協したり目をつぶる部分が、何かしらあると思うんです。けれど循環葬にはそれがなかった。心の底から「ここまで待っていてよかった」と思えた、納得できる場所でした。

実際にお父さまを埋葬されたときは、どのようなお気持ちでしたか?

A.Sさま :
悲しい気持ちになるのかな、と思っていましたが、実際は驚くほど穏やかな気持ちでした。
スタッフの方が丁寧に段取りしてくださる様子を見ながら、「よかったね、これでやっと自然に還れるね」と、父に話しかけるような思いでした。
父は花が好きだったので、埋葬した場所に椿の木があったのも不思議なご縁を感じました。「椿が咲く頃、またここに来よう」と思ったことを、よく覚えています。

お父さまを送り出した後、ご自身のことについてはどのように考えられましたか?

A.Sさま :
父を送り出すという、20年来の大きな宿題を終えて、ようやく「自分のことも整えておこう」と自然に思えるようになりました。
私は独り身なので、死後のことはすべて自分で道筋をつけておきたかったんです。だから、この森で自分自身の生前契約も決めました。還る場所だけでなく、「死後事務委任(亡くなった後の手続き)」の相談先まで提案いただけたのは、本当に助かりました。
「還る場所」と「その後の手続き」。この2つがきちんと整ったことで、長年抱えていた不安がすっと軽くなったように感じています。

不安が解消されて心が軽くなったことで、ご自身の中で何か変化はありましたか?

A.Sさま :
そうですね。気掛かりがなくなって、自然と前を向けるようになりました。
自分でも驚いているのですが、25年ぶりにハンドルを握ってペーパードライバーを卒業しましたし、温泉好きが高じて「温泉ソムリエ」の資格も取ったんですよ(笑)。
長いあいだ抱えていたものに区切りをつけたことで、「これから」の時間がまったく違って見えるようになりました。今は、やりたいと思ったことを一つずつ叶えていく日々が、本当に楽しいですね。