ブログ一覧 – 循環葬 Return to Nature
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VOICE ~循環葬ご契約者様の声~ Vol.5

循環葬は、私から夫へ〝最後の孝行〟


C.S様 ご契約プラン:合葬 with ペット(生前契約/夫さま)


Q:お墓探しを始めた〝きっかけ〟を教えてください。

数年前に、東京から長男夫婦が住む大阪に引っ越してきたのですが、大阪はお墓のコマーシャルが多くて。「探さないといけないなぁ」と思っていたところ、たまたま循環葬の特番を目にすることがあり、メモを残していました。そんな時、夫が倒れたんです。手術後の経過が悪く、意思疎通できないまま、現在は要介護5、障害1級の状態に。私のこともわからなくなってしまいました。もしもの時を考えて準備をしておかなければと思い、循環葬RETURN TO NATUREさんに電話をしました。

Q:突然のことで、大変ショックだったと思いますが、夫さまは生前お墓に関して何かお話をされていましたか?

それが、夫は本当に何も気にしない人で。何の希望も残していませんでした。ですので、「まずは子ども達の重荷にならないものを」と私が見つけていた循環葬の森に、お嫁さんと孫と一緒に見学に行きました。最終的にお墓まいりに来るのはお嫁さんや孫ですから、この人たちにいいと思ってもらえる場所の方がいいなぁと思いまして。



Q:夫さんのお墓について、希望はありましたか?

夫がとても可愛がっていた、ペットのチィチィと一緒に眠らせてあげたいと思っていました。夫の仕事場の近くで怪我をしていたチィチィ。夫は手当をしてあげたのですが、その後は殺処分される予定だったらしく、そこで夫が引き取ったんです。二人は本当に仲が良くて、チィチィは夫の腕枕で寝るくらい(笑) 大阪に引っ越す前に、亡くなったチィチィの遺骨をペット納骨堂に入れるという話も出たのですが、夫が「連れて行きたい」と言ったので、遺骨を持って引っ越しました。ですので、チィチィと一緒に眠ることが一番喜ぶと思います。それに、思いを馳せる人がたくさんいる森で眠れることも、嬉しいんじゃないかな。





突然夫と意思疎通ができなくなって、「元の夫に戻してほしい」と腹が立ったこともありましたが、これも運命と思い、前に進むことにしました。夫との結婚は、両親にものすごく反対されたんですよね。親の反対を押し切って、「私がこの人を幸せにしてあげる」と思って結婚した人。毎日家でご飯を食べ、お酒も博打もしない真面目な人だった。お互い歳をとって、最近は喧嘩も多かったのですが、夫は私を自由にさせてくれる人だった。子育ては大変だったけれど、子どもたちはとても優しい子に育った。循環葬は、私から夫への、最後の孝行ですね。



Q:これから楽しみにしていることはありますか?

自分の子どもやお嫁さん、みんなに感謝しています。私の人生は、本当に色んな人に助けてもらったので、これからは世の中のために何かできたらいいなぁと思っています。循環葬もそのひとつ。お墓のために出したお金が、森のためにもなるなんて、いいじゃないですか。あとは、いつか孫と一緒にカラオケに行きたいかな。美空ひばりを歌わせたら右に出る者はいない、と言われたグランマの歌声を聞いてもらいたいな(笑)



VOICE ~循環葬ご契約者様の声~ Vol.4

20年にわたるお墓探しの結論が、循環葬だった。


S.O様 ご契約プラン:合葬 with ペット(生前契約/ご自身)


Q:お墓探しを始めた〝きっかけ〟を教えてください。

2005年に起きたJR福知山線の事故ですね。同僚があの事故に巻き込まれ、大きな怪我をしたこともあって、「人って、突然死ぬこともある」と思い知らされました。うちの祖父母も父も母も、入院してから亡くなるまである程度の時間があり、お墓は自分で決めていたので、私もお墓のことは死の直前でいいやと思っていたのですが、気持ちが変わりました。今、死の兆候がなくても突然死ぬことはある。「死んだ後の安心は、生きている今しか作れない」そう思ったんです。望む場所に、望む形で眠りたくて、お墓探しを始めました。



Q:どんなお墓を希望されていましたか?

私は、遠方に住むいとこに代わって母方の墓石型の墓の管理をしているのですが、夏場は1ヶ月もすると雑草がボウボウになります。やっぱり手間がかかりますし、高くはないですが毎年管理費もかかっている。私がいなくなったら、この墓はどうなるんだろう。私もいとこも、子どもがいないので墓じまいかな、なんて思っていました。〝墓石と子孫はセット〟という実情を理解していましたし、私は「お墓を残したい」という感覚がないので、墓石がないタイプのお墓を探し始めました。

Q:循環葬RETURN TO NATUREに出会うまで、どのようなお墓を見てこられましたか?

樹木葬、海洋散骨、納骨堂、宇宙葬など、日本だけでなく海外のサービスまで色々と調べました。ですがこの20年、どれも「何か違う」と思うばかりで、ずっと保留だったんです。例えば樹木葬の場合、はじめは樹木の近くの石室に納められるとしても、十数年後にコンクリート室の合葬墓に移動されるケースがほとんどでした。「え、移動? ここが終の住処と思っていたけど、違うのね」と。ビル型ロッカー式の納骨堂は、将来的に建物やシステムの維持管理が大変で、メンテナンスにかなりの費用がかかりそう。私は阪神大震災を経験していることもあって、私が死ぬ前にこのビルが無くなっている可能性もありそうだなって。宇宙葬などは、数年すると会社がなくなっていることがあったりしました。

Q:20年にわたるお墓探しの末、循環葬RETURN TO NATUREを選んだ理由を教えてください。

管理が必要な墓石を立てない。後々移動されることもない。本当に土に還れる。そして、20年一緒に過ごしたペットのリオと一緒に眠れる。「これだ!」と思いました。私が生まれるずっと前からこの山を守り、馴染みのある能勢妙見山が経営しているという点も安心材料でした。私は工学系の人なので、とことん調べて結論まで辿り着かないと気が済まないタイプ。妥協点を探すのが、ヘタなのかもしれないですけど(笑)、今まで妥協しなくてよかったなと思います。



Q:これからお墓探しを始める方へメッセージをお願いします。

自分が希望するお墓のあり様を想像して、一番譲れない点は何かを一つ決める。そこから始めてみてはどうでしょうか。私のように、何も残さず自然と一体化して眠りたい方は、循環葬だと思います。

Q:循環葬の森のメンバーとなって、楽しみにしていることはありますか?

終の住処となるこの山に、125ccのバイクで登ってくることですね。新たに免許を取らないといけないんですけど(笑) たまにフラッと尋ねて、ぼーっとしながらこの場所に心を置く。そんな時間が楽しみです。循環葬のメンバーが参加できる、山のお手入れイベントなども開催されるそうなので、山が豊かになっていく過程に関われることも嬉しいですね。



【プレスリリース】循環葬®︎RETURN TO NATUREのat FOREST株式会社がシードラウンドの資金調達を実施

人と自然にやさしい循環葬®︎「RETURN TO NATURE」を監修するat FOREST株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:小池友紀)は、Headline Asia、ABCドリームベンチャーズ、coconala Skill Partnersらを投資家とする資金調達を実施しました。

■循環葬®︎RETURN TO NATUREについて

at FOREST株式会社が創案した循環葬®︎RETURN TO NATUREは、「森と生きる・森に還る・森をつくる」を合言葉に、墓標も何も残さず、土壌学の専門家監修のもとご遺骨を森林に埋葬するサービスです。氷河期から続くブナ林を所有する寺院・能勢妙見山(大阪府・能勢町)の放置林を再生させた森を第一拠点に、誰にでも訪れる〝死〟を森づくりにつなげ、豊かな自然を未来世代に遺す、お墓の新たな選択肢を提案。拠点となる放置林の再生だけでなく、売上の一部を森林保全団体に寄付することで、循環葬®︎RETURN TO NATUREのメンバーが増えれば増えるほど、豊かな森が広がる仕組みをつくり、サポートしています。

■自然資本の保全×無縁墓の抑制

日本は国土の約7割(林野庁:都道府県別森林率・人工林率)が森林という森林大国ですが、林業の衰退や管理者の高齢化などにより、適切な管理がされていない放棄林が増加しています。私たちat FORESTはこの放棄林問題に、誰にでも訪れる〝死〟を掛け合わせ、自然資本の保全に取り組むサービスを創案。人口減少・多死社会の到来による無縁墓の増加を見据え、管理対象となる墓標を作らないスタイルで無縁墓も抑制。墓標ではなく豊かな森を次世代に遺すサービスを監修・業務運営しています。

■資金調達の目的と今後の展開

今回調達した資金は、①森のメンバー(ご契約者様)とご遺族の体験価値向上のための取り組み ②森づくり・自然体験イベントを含むマーケティング・プロモーション活動 ③共にRETURN TO NATUREブランドを作る仲間づくりに充て、連綿と続く森のようなサステナブルな事業構築を加速させます。

【イベント登壇】弊社CEO小池がForbes JAPAN主催RISING STAR地域部門でアワードを受賞しました。

次世代の起業家たちが見せた未来への希望|RISING STAR Meet-up 2024

引用:Forbes JAPAN

地域スタートアップ部門は、森に遺骨を埋葬する「循環葬」のサービスを提供するat FORESTの小池友紀が受賞。審査員を務めた林龍平(ベータ・ベンチャーキャピタル)は、「お墓は地域が抱える大きな問題。人口の構造上、日本は多死が進む。そんななかで遺族との接点など死後の選択肢を増やす、素晴らしいビジネスアイデア」とコメントした。

【イベント登壇】弊社CEO小池がForbes JAPAN主催RISING STAR Meet-up 2024に登壇いたします。

ダイヤモンド半導体からTikTokドラマまで 10人の有力起業家がピッチ|RISING STAR Meet-up 2024


Forbes JAPANは4月25日(木)に、創業3年以内の起業家や経営陣を対象としたピッチコンテスト「RISING STAR Meet-up 2024」を恵比寿ガーデンプレイスで開催する。

【地域スタートアップ部門 出場者】
No.1 降雨量や増水をIoT観測 低コストの防災テック 「RainTech」
No.2 遺骨で森を再生 人と地球にやさしい「循環葬」「at FOREST」
No.3 極限環境でも植物が育つ プラットフォーム微生物 「エンドファイト」