千葉・南房総で真野寺を訪れる前後に立ち寄りたい、おすすめスポット

循環葬の森

海を眺めながら、潮の香りが通り抜ける道。
港に揚がる魚や、穏やかな気候に育まれた野菜。
その風景と恵みに惹かれ、この地で店を営む人たち。

真野寺を訪れる前後に少し寄り道をしてみると、森の静けさとはまた違う、南房総ならではの風景に出会えるかもしれません。この記事では、真野寺を訪れた際に立ち寄りたい、おすすめの場所をご紹介します。

千葉・真野寺周辺のおすすめの場所

<静かに過ごす>
風六堂/風の図書室(古書店/私設図書館)
YANE TATEYAMA(ホテル、カフェ、書店などの複合施設)

<味わう>
てぇじる にぎぃめし Kichi(吉)(鯛あら汁・おにぎりの専門店)
MANDI(カフェ)
KUJIKA The Oven(パン)
ボタリズムコーヒーロースター(スペシャルティコーヒーロースター)
房農 大竹料理店(イタリアン)

<景色を楽しむ>
岡本桟橋
南千倉海岸
野島埼灯台

<文化に触れる>
うちわの太田屋
白浜海女祭

風六堂/風の図書室

館山にある古本屋「風六堂」は、シェア型書店とともに営まれる、小さな本の交差点。売れ筋を追うのではなく、時の洗礼を受けた本を静かに手渡していくーー。人文書や詩、古典を中心に、その時々の蔵書が棚をかたちづくります。風六堂の一角にある私設図書館「風の図書室」には、生涯に一度、一冊だけ寄贈できる「誰かにとっての特別な一冊」がそっと収められています。

YANE TATEYAMA

本屋を軸に、カフェやレストラン、レザー工房、宿〈Room〉が集う、館山の複合施設「YANE TATEYAMA」。鋸南町で建設業を営む田村氏の「地域に根付くような場をつくりたい」との思いから始まったこの場所は、街に溶け込みながらも、各店の個性が静かに際立つ。宿泊が加わることで、滞在は観光の通過点ではなく、街に少し近づく時間へ。肩の力が抜けるような、日常の延長にある時間が、ゆるやかに流れています。

てぇじる にぎぃめし Kichi(吉)

館山駅前で、名物の「てぇじる(鯛あら汁)」と「にぎぃめし(おにぎり)」を堪能できる「Kichi(吉)」。鯛のカブトを丸ごとじっくり煮込んだあら汁は、鯛出汁のうまみたっぷりに部位ごとの味わいを楽しめます。数あるおにぎりの中でも人気の「鯛ほぐし」は、醤油とみりんで丁寧に味付けして炒め、各部位の旨みがほどよく調和しています。ちなみに、お店が入るビルの名は「intro(イントロ)」。旅と日常の“はじまり”を奏でる、そんな思いが込められています。

MANDI

カフェ「MANDI」は、館山出身の渡辺さんが、空き家だった実家を1年かけてセルフリノベーションしてオープン。コーヒー、ワイン、紅茶の資格を持ち、ドリンク料理もご自身が食べて「おいしい」と思った味を自由に再現しています。ときには近所の方が持ち寄った食材から、料理がつくられることも。店名はイタリアの小さな村で交わされる挨拶に由来し、訪れる人が思い思いの時間を過ごせる場となっています。

  • 住所 千葉県館山市北条1808(📍Google Mapでみる
  • 営業時間 平日 8:00頃〜17:00頃(金曜の「あわバル」の日は21:00頃まで。Instagramでご確認ください)
  •         土・祝日 10:00頃〜17:00頃
  • 定休日 日・月・火
  • ウェブサイト https://www.mandi-tateyama.com/

KUJIKA The Oven

写真提供:KUJIKA The Oven

パンをひと口かじった瞬間に広がる、思いがけない瑞々しさ。

そんな驚きを届けてくれるのが、「KUJIKA The Oven」です。自家製天然酵母と、自宅の圃場や近隣のオーガニックファームの素材を生かして焼き上げるパンは、どれももっちりとした食感。なかでも高加水のカンパーニュは、しっとりとやわらかく、これまでのパンの印象を覆します。トーストしても、そのままでも。噛むほどに小麦の風味がじんわりと広がります。

  • 住所 千葉県南房総市和田町海発454-1(📍Google Mapでみる
  • 営業日時 金 15:00~20:00
  • パンの予約について 毎週火曜にInstagramでメニューが告知され、水曜20時頃まで注文を受け付け、金曜に工房で受け取る予約制です。予約は、電話(0470-29-5659)もしくはInstagramのDMより。当日は予約なしで持ち帰れるパンも並びます。

ボタリズムコーヒーロースター

撮影:Ayaka Hirokawa(左)/写真提供:ボタリズムコーヒーロースター(中央・右2枚)

店主がかつて出会ったスペシャルティコーヒーの余韻が、「ボタリズムコーヒーロースター」の原点。それぞれの豆の個性を見極めながら、焙煎度合いを定めています。深煎りのインドネシアは、深みの奥に甘さとコクが広がり、香ばしさが心地よく続く味わい。エチオピアは紅茶のように軽やかで、果実味のニュアンスが柔らかく香ります。

「格別なコーヒー豆で、一杯のひと時をより豊かに」。その言葉どおり、一杯の余韻が穏やかな時間をもたらしてくれます。

  • 住所 千葉県南房総市千倉町南朝夷1323-2(📍Google Mapでみる
  • 営業時間 平日11:00~15:30/土・日・祝日 11:00~15:00
  • 定休日 不定休(GoogleマップやSNSの営業情報をご確認ください)
  • ウェブサイト https://botarhythm.com/

房農 大竹料理店

のどかな里山に佇む古民家をリノベーションした、石窯ピッツァレストラン「房農 大竹料理店」

本場ナポリの粉を使い、石窯で焼き上げるピッツァは、外は香ばしく中はもっちり。長年の感覚で薪の状態や温度を見極め、窯に満ちる熱で包み込むように仕上げます。「おいしいものを食べると、口の中が幸せになる」と話す、店主の大竹さん。その言葉通り、料理はどれも南房総の恵みを生かしたシンプルながら滋味深い一皿が並びます。

岡本桟橋

原岡海岸〜多田良北浜海岸間にある岡本桟橋。全国でも珍しい木製の海桟橋で、ノスタルジックな雰囲気が漂います。天気が良ければ、美しい夕焼けと富士山を望むことも。

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南千倉海岸

紺碧の海と砂浜が美しい南千倉海岸。夏は海水浴場として、冬は初日の出スポットとして賑わいます。

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野島埼灯台

野島埼灯台は、日本で2番目にできた洋式灯台。全国でも珍しい登れる灯台で、房総半島を一望できます。

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うちわの太田屋

江戸の地に始まり、女竹の産地・南房総へと移った「うちわの太田屋」。現在は、房州うちわ唯一の伝統工芸士、4代目・太田美津江氏が技を受け継いでいます。国内外へと広がる房州うちわの魅力に、体験教室(予約制)を通して触れることもできます。

南房総白浜海女まつり

白装束に身を包んだ約100人の海女さんが、松明を手に夜の海を泳ぐ――。

南房総白浜海女まつりは、海の安全と豊穣を祈り、海で犠牲になられた方々を供養する、千葉県下最大の夜まつりです。

7月頃、野島埼灯台前広場にて開催されています。

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文 南澤悠佳